新着情報
訪問診療【その18】(95歳)
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【訪問診療】(その18)
本日ご紹介させていただきます患者さまは, 95歳(大正8年生れ)の女性です。ご高齢で継続的な外来受診ができないため, 当院ホームページ経由でご家族さまから訪問診療のご依頼をいただきました。
長年お使いの義歯が合わなくなり「母にはしっかりとした入れ歯で食事をおいしく摂らせたい」というご家族さまのご要望もあり, 硬めのプラスチックでできた「保険義歯」と金属製の「保険適応外義歯」のサンプルをお見せしご検討いただいた結果, 金属製義歯をお作りすることになりました。
口内の粘膜変形の是正を施しながら現義歯を少しでも使えるようにし, そして通法に従い急ぎ義歯をお作りしました。ご高齢に伴い, 口を開けて型採りし顎の高さを決定するだけでも大変でしたが, がんばっていただけました。
【写真1】は出来たばかりの上あご総義歯が, 初めてセット(装着)されるその瞬間です。患者さまもご家族さまも緊張しましたが, とても吸着のよいものが入りました。
【写真2】は下あご総義歯が入る直前、ご説明させていただいている画像です。
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東京都知事選
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【東京都知事選】
2月9日東京都知事選が行われました。
1枚めは【訪問診療(その16)】でご紹介しました居宅の患者さまですが,ご子息さまが継承されている店舗(兼.自宅)内での画像です。
平成25年10月下旬, 診療にお伺いした際, 白髪交じりの紳士で甲高い声が隣室の店内から聞こえました。写真の患者さま曰く「舛添さんかもしれないね・・・」とのことで振り返ったら, 小柄ですが目力が強く裁判官のような威風堂々とした舛添氏がお一人である物を購入し, 自転車で帰られました。
当日診療を終え雑談の中, 商品をよく買いに来て頂けるとのことで, いつも物腰が低く努力家で6ヶ国語もしゃべれるそうです。
1月下旬, 私は訪問診療を行うため車で世田谷区内を移動中, 偶然街頭演説中の舛添氏のお姿を拝見しました。演説終了後聴衆の輪の中に来られたので, 私は上記の件,直接話しましたらはっきり記憶に残っているみたいで,厳しい選挙戦のそのさ中でしたが, 突如柔和な顔の表情になりました。
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45年ぶりの大雪です
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【記録的な大雪が降りました】
2月8日首都圏を中心に雪が降りました。東京都心では午後11時積雪27cmに達し, 1969年3月に観測された30cm以来, 実に45年ぶりの大雪でした。(※当時私は小学生でしたが, 大雪の中みんなで派手な雪合戦を演じた楽しい思い出が何となく蘇ります)
雪をかぶった医院正面の画像です【写真1】が, 積雪27cmともなると雪かきが大変です。外来入口横にある当院往診車のワイパーが乾いた雪の重みで曲がる可能性が高い為,立てたまま積もらせました。
【写真2】(下段)は私が生まれ育てられた街「世田谷・山下商店街」の雪景色です。雪からみぞれに変わったばかりなので, 車の轍(わだち)もなく神秘的でした。翌朝は路面がアイスバーン(凍結)となりけが人も出やすいので, 深夜の時間帯に急ぎ雪かきを終え, 雪化粧の中顔出しした路面がなぜか滑稽に見えましたが, ひと先ずホッとしました。
また普段とは違う街の表情に寒さを忘れシャッターを押し(左下)、最後に最寄駅・小田急線豪徳寺駅(右下)の画像等のご紹介が本日のブログとなります。いつものかた~いブログとは異なり, 最後までお読みいただき ありがとうございました。 (2014年2月)
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講習会に参加させていただきました
訪問診療【その17・抜歯編】
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【訪問診療】(その17)
本日は, 当院ホームページ経由でご家族さまから直接ご依頼いただいた東京・N区在住92歳の女性【要介護4】の訪問診療の様子をご紹介します。
医師に認知症と診断され, かつご高齢で全身の筋力低下に伴い歩行困難なので, 居宅での診療となりました。口内は歯周病やむし歯に罹患しており,欠損歯牙に対し急ぎ義歯をお作りしないといけない状況でした。特に歯周病により右下奥歯(第一大臼歯)の骨レベルが低下, グラつきが大きく何かのはずみで歯が折れ 誤って飲み込む危険性が大きくなったので,ご家族さまと合議し本日抜歯しました。
外科的小手術を行う為, 血圧変動もありうるので先ず高等看護師による血圧測定を行います【写真1】。特に問題なく脈拍も安定していたので, 針刺しに伴う痛みを少しでも軽減するため最初に粘膜への表面麻酔を行い, そして浸潤麻酔もゆっくり注入しました【写真2】。麻酔の効き具合を確認後, 厚さ0.25mm位の歯周じん帯を切断, 歯牙を骨から慎重に脱臼【写真3の左】させ抜歯を施し抜歯窩【参考/最後の写真】に抗生剤などを入れて縫合しました。
この日の午前中, 当院外来で通常の診療を行い抜歯の症例もこなしたため, 本件ベッドサイドでも同じような手指の感触で歯根の先端を破折することなく無事終えたので,ホッとしました【写真3の右】
外来診療と在宅診療,医療を行う環境はかなり異なりますが, 口内でお困りの患者さまが少しでも喜んでいただき食事がしっかり摂れますよう,今後も総力をあげサポートしていきたいと思います。(2013年11月)
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